牛肉の栄養素
牛肉のたんぱく質
神戸牛を含め牛肉のたんぱく質には、必須アミノ酸がたくさん、バランスよく含まれています。
必須アミノ酸は、タンパク質を形成する20種類のアミノ酸のうち、体内で合成することができず、食物から摂取しなくてはならない9種類のことをいいます。
必須アミノ酸が不足してしまうと、肌荒れや肝機能の低下、疲れが取れにくいなど、さまざまな不調をきたすことになります。
牛の肉に含まれているたんぱく質は、人体に大切な必須アミノ酸をバランスよく含むだけでなく、調理による損失がほとんどない上、体内で吸収されやすい特徴をもっています。
人間が1日に必要なたんぱく質は、成人男性60g、成人女性50gといわれています。 数値を目安に、バランス良く適度に、たんぱく質をとるようにしましょう。
牛肉の脂質
脂質というと、摂り過ぎによる肥満・生活習慣病のイメージがありますが、細胞膜・血液・ホルモンなどの原料となり、ビタミンA・D・Eなどの脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きがあります。
脂質の大部分、中性脂肪に含まれている脂肪酸には、飽和脂肪酸「悪玉コレステロール(LDL)」・不飽和脂肪酸「善玉コレステロール(HDL)」があります。
これまで、飽和脂肪酸は、動脈硬化が起こりやすくなる原因と考えられていましたが、最近、肉に多く含まれているステリアン酸コレステロール値を下げる働きがあることが分かりました。
また、肉や・オリーブ油に多く含まれている、オレイン酸にもLDLコレステロール値を下げる働きがあるという報告がされています。 必須栄養素の1つである脂質は、過剰にならないように、程よく摂取するように気をつけましょう。
牛肉のビタミン
牛肉には、ビタミンもたくさん含まれています。
脂質の大部分、中性脂肪に含まれている脂肪酸には、飽和脂肪酸「悪玉コレステロール(LDL)」・不飽和脂肪酸「善玉コレステロール(HDL)」があります。
これまで、飽和脂肪酸は、動脈硬化が起こりやすくなる原因と考えられていましたが、最近、肉に多く含まれているステリアン酸コレステロール値を下げる働きがあることが分かりました。
また、肉や・オリーブ油に多く含まれている、オレイン酸にもLDLコレステロール値を下げる働きがあるという報告がされています。 必須栄養素の1つである脂質は、過剰にならないように、程よく摂取するように気をつけましょう。
牛肉に含まれている主なビタミンの部位別含有量(可食部100gあたり)
ビタミンA(レチノール当量)
リブロース | 32マイクログラム |
---|---|
サーロイン | 24マイクログラム |
ともばら | 31マイクログラム |
レバー(肝臓) | 2056マイクログラム |
マメ(腎臓) | 34マイクログラム |
※成人女性の1日のビタミン接種基準 ビタミンA(レチノール当量)540マイクログラム
ビタミンB1
らんぷ | 0.11ミリグラム |
---|---|
ハツ(心臓) | 0.44ミリグラム |
レバー(肝臓) | 0.18ミリグラム |
マメ(腎臓) | 0.29ミリグラム |
ハラミ(横隔膜) | 0.14ミリグラム |
サガリ(横隔膜) | 0.15ミリグラム |
※成人女性の1日のビタミン接種基準 ビタミンB1 0.8ミリグラム
ビタミンB2
らんぷ | 0.24ミリグラム |
---|---|
ハツ(心臓) | 0.84ミリグラム |
レバー(肝臓) | 2.57ミリグラム |
マメ(腎臓) | 1.79ミリグラム |
サガリ(横隔膜) | 0.41ミリグラム |
※成人女性の1日のビタミン接種基準 ビタミンB2 1.0ミリグラム
牛肉のミネラル
貧血予防に欠かせない鉄分を牛のお肉からも、摂ってみましょう。
牛肉に含まれる吸収率のよいヘム鉄は、一緒に、植物性食品に含まれる非ヘム鉄の吸収率も高めてくれます。
また、動物性鉄分は、非ヘム鉄分よりも、5~10倍吸収性が高いといわれています。
とくに、牛の内臓は、ミネラルを多く含んだ食品です。鉄分の豊富なレバーは、不足すると、味覚障害をおこす亜鉛も含まれています。
神戸牛をはじめ牛肉に含まれるミネラルは、貧血だけでなく、手足の冷え、血色不良にも効果的です!